Global Teachers College

未来の世界をつくる「教育」という営みをテーマに、 地球一周の船旅の中で開講されるプログラム

シンガポールツアー報告 part1

横浜から出港して10日目、シンガポールの入港日は気持ちの良い真夏日でした。
今回、GTC生の中から6名、GTC以外の一般の参加者から4名の計11名で1日シンガポールを周りました。

港に着き、一行はバスに乗り、まずは中学校に向かいます。
シンガポールは淡路島ほどの面積に、人口約540万人が住んでいます。いたるところに写真のような団地が並びます。

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当日の行程は
⑴ チェンファー中学校訪問
  ・地理、数学などをICTツールを使った模擬授業で体験
  ・学校施設見学
⑵ チャイナタウンのホーカーズ(屋台の集合施設)にて昼食
⑶ アートサイエンスミュージアム
⑷ マーライオン公園
⑸ 港に戻り、船内にてシンガポールの教員の方を招いて意見交換会と船内ツアー

と盛りだくさんな内容。

20分ほどバスを走らせ、中学校に到着しました。
バリアフリーの行き届いた、広々とした校舎です。

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まずは、チェンファー中学校の先生から模擬授業を受けます。

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手元に一つずつiPadが配られ、そこに表示される情報と教室前面に映し出されるスクリーンが対応しています。

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学校の概要や、特色を聞きます。
特別課外活動でキャンプを行ったり、ユニフォームドグループと呼ばれる構内組織では、学校生活に貢献することを目的に「警察」「赤十字」「パイロット」など様々なグループが運営されています。

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次に、地理の模擬授業を受けます。

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この日の授業は、地図上の距離と実際の距離の「縮尺」を理解すること。

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先生がクイズを出し、それを手元のiPadで答えます。

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iPadで答えを出すと、その結果が瞬時に画面に表示され、このようにみんなで確認することができます。

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参加者のみなさんも、このやりとりには興味深々。
このように、生徒の関心を惹きつけたり、匿名で回答を表示することでクラス全体の理解度を把握することにも有効です。


次は、数学の模擬授業を受けます。

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この日の模擬授業は、図や表をiPadで描き、それらの構造を理解すること。

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すいすい描けてしまう様子に、

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ついついはしゃいでしまうみなさん!
ゲームをしているような感覚で、iPadを触っていたらあっという間にできてしまうんだとか。

実際には、iPadの操作の理解だけで終わるのではなく、ノートに鉛筆やコンパス、定規などを使って書くことも授業で行い、テストでは紙に記述する形で評価を行うとのことでした。


iPad操作は、導入として取り入れられており生徒が素早く簡単に図を描き、残りの時間をその図形の構造の理解や分析に充てることで学習効率をはかることができる、ということでした。

ゼミ3 開発教育と参加のはしご

ゼミの3回目。

ゲスト乗船されている DEAR(開発教育協会)評議員の近藤牧子さんをゼミに迎え、「開発教育」についてのレクチャーとワークショップして いただきました。
ワークショップでは、「参加のはしご」と題するワークをみんなで行いました。
「参加のはしご」とは、環境心理学者ロジャー・ハートが、子どもの「参加」の度合いを8段階に分けたものです。


・1段目:操り参加
・2段目:お飾り参加
・3段目:形式的参加
・4段目:役割参加
・5段目:意見参加
・6段目:共同決定の参加
・7段目:こども主導の参加
・8段目:大人を巻き込む参加

 

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牧子さんの説明をもとに、学校での募金活動における子どもの参加の仕方(「大人だけでか決めたことを子どもたちが実施した」「募金方法について子どもたちが話し合い、その意見を踏まえて先生が最終決定をした」など)が書かれているカードを見て、それがはしごの 何段階目にあたるかをグループで考えました。

 

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また、「自身の今まで(今回は高校生まで)の経験の中で最も参加の度合いが高かったものは何か?」ついて考え、それが「参加のはしご」の何段階にあたると思うか、それはなぜかを全体で紹介・説明し合いました。
「主体的に」「自発的に」とよく言われますが、それって本当はどういうことな のか?と考える機会になりました。また、大人の関わり方について、何が誘導で、何がサポートで、何が操りになるのか...という問いも生まれました。

 

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学びの場をつくる人として、人の育ち・主体性の高まりを支援する立場として、 重要な視点を提供していただきました。牧子さんありがとうございました!

ゼミ2 シンガポールの社会と教育

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この日は、シンガポール教育ツアーの事前学習を行いました。
今回、GTCのために特別にアレンジしたうちの1つがこのツアー。シンガポールPISA(国際学力到達度調査)で高いパフォーマンスを発揮し、ICTや理数系強い教育立国として、今世界的な注目を集めています。日本で取り組まれている「アクティブラーニング」型の教育を、日本に先立って行っているこの国を、今回は訪れることになっています。

シンガポールといえば、中国系、イスラム系、マレー系、インドネシアやその他少数民族など、多民族・多文化な国として知られています。面積は淡路島ほどの小さな国です。

そんなシンガポールは、昨今政府主導の先進的な教育改革を始め、商業施設の建設、海外企業の誘致など、アジアの新たな拠点として注目を集めています。
特に、政府が教育にかける国家予算は軍事費に次いで2番目ということもあり、日本や欧米からも我が子に良い教育を受けさせたいと願う家族の移住なども増えてきています。

シンガポールの教育は「能力主義」であるということが大きな特徴です。

 

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上の資料は、シンガポールの教育制度です。
特徴的なのは、「PSLE」という小学校卒業時に子どもたちが受けるテストです。
Primary school leaving examination略してPSLEと言われるこのテストは、日本でいうセンター試験のようなものであり、なんとシンガポールでは12歳(小学校6年生)の時点でこのテストを受け、その点数ごとに進学する中学校が振り分けられ、点数に見合った学校に進学していくのです。

 

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上の図とほぼ同じものですが、こちらの図では、小学校を卒業した後の進学先の一覧をご覧ください。
左側にPSLE(小学校卒業時の統一テスト)がありますね。そして、その成績をもとに7つの「SECONDARY」に振り分けられていきます。右上のほうに「UNIVERSITIES」とあるのが「大学」です。
全体を見てみると、上から2番目のルートのように、UNIVERSITIESに行くために比較的スムーズなルートもありますが、一番下のルートのように複雑なものもあります。PSLEで上位に行けばいくほど、大学には入りやすくなり、下位層は大学進学が難しいというようになっているのです。

このような制度を単に「能力主義」とくくると、それは語弊があるかもしれません。その人その人にあった学力に応じ、進学を勧める人や就職を早めに済ませお金を稼ぐことを勧める人など適材適所な選択ができるような工夫とも言えます。

以下はシンガポールの教育において力点が置かれている分野です。

⑴ 二言語教育
⑵ STEM教育
⑶ ICT教育

それぞれどのような取り組みが行われているのでしょうか。順を追って見ていきましょう。


⑴二言語主義
まず、言語教育について。
シンガポール多民族国家なので、公用語も英語、マレー語、中国語、タミル語と多岐に渡っています。

学校では、母語とともに英語学習にも比重がおかれます。主たる学習言語は英語です。もともとイギリス領だったということもありますが、国土が小さく、資源も少ない、国内市場も小さいシンガポールにとっては、人材こそが最大の資源。そのため、よりグローバルに活躍できる人材をたくさん育成することが国力につながるわけです。

英語で学習できるということは、大学(そして就労)の選択肢も広がります。実際、シンガポール国内で教育を受けて海外の大学に進学することは珍しいことではありません。

⑵ICT教育

ICT(情報通信技術)とは、情報・知識の共有や人と人を結び、双方向のコミュニケーションを促進する技術です。ICT教育とは、学校などの教育現場において、ネットワークの整備や、パソコンやタブレットデジタルカメラなどの情報端末や電子黒板などを導入し、ツールとして活用しようとするものです。

 

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ネットの発達により、対面のコミュニケーションに加え、情報機器を活用した教育手法が日本でも取り入れられつつあります。

国土・資源の小さいシンガポールは、国際競争力強化のための戦略としてICTに注力をしており、それが教育にも反映されているのです。

マスタープランも以下のように設定されています。

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(3) STEM教育

STEMとは、Science、Technology、Engineering、Mathmaticsを表します。つまり、理科、テクノロジー、エンジニアリング、数学の科目の力を伸ばしていくための教育ということです。

シンガポールは2017年までに、すべてのセカンダリー(日本でいう中学校)でSTEM プログラムを導入することが決まっています。

STEM導入を主導するのは、これまでもシンガポールの理数教育に貢献してきたサイエンスセンター・シンガポールという機関です。ここは日本でいうとお台場の日本科学館のような施設で、科学館としてはもちろん、国民のサイエンスリテラシーを高めたり、理数系人材の育成を担う機関でもあります。

 2014年、そのサイエンスセンターが、シンガポール教育省、科学技術省の協力で立ち上げたのが「STEM Inc」という組織。これは実際にSTEMプログラムを中学校で運営するための実務を担当する組織で、退職したエンジニアや、理数系の修士/博士号を持っているスペシャリストたちが多数所属しています。彼らはそれぞれ学校現場にてカリキュラム作成や実際の授業のファシリテートなどの学習支援を行うようです。
また、STEM Inc は提供するSTEMプログラムの内容を、実社会との関連性が明確な次の8領域に分類しています。

・Engineering and Robotics
・ICT Coding and Programming
・Food Science and Technology
・Environmental Science and Sustainable Living
・Materials Science
・Health Science and Technology
・Transport and Communication
・Modelling and Simulation
(Science Centre Annual Report 2014-2015 より)

 

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ツアーでは、実際に中学校の先生の模擬授業を受けることや、交流会の場もあるということで、自分たちが抱いた疑問や、深く聞いてみたい項目を出し合い、共有をしました。

ゼミ1回目 「深く聴く・思考を深める」

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オリエンテーション後のゼミ1日目の様子をアップします。
GTCのプログラムは、大きく分けて4つのセメスターがあります。
セメスター1のテーマは「チームビルディングと学びの土台づくり」
将来教員になりたい人もいれば、教育の分野に幅広く興味があり受講してくれた人、または自分の学びや表現の軸となるものを定めたい人などバックグラウンドが様々な人いる中で、みんなで学び合い、高め合う集団になっていくために、関係性構築や、マインドセット、トレーニングを行います。

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初回のゼミでは、コミュニケーションの基礎となる「聞くこと」、「話すこと」そしてそれらを通して思考を深める(深めることを促す)トレーニングとして2つのワークを行いました。

まずは、オープンクエスチョン・クローズドクエスチョンの練習。

「質問すること」はとても奥深いです。上手に聞けると、相手の背景や感情・考えを正しく理解し、情景まで共有することができます。本当に「わかる」ためには質問の技術は不可欠です。

この日は2つの種類の質問を練習しました。
一つめは、「オープン・クエスチョン」、
二つめは、「クローズド・クエスチョン」です。

※「よくわかる学級ファシリテーション」参照

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オープンクエスチョンは、開かれた、答えのない質問で、話し手は自由に答えることができます。
ex,「〜というと?」「〜例えば?」「具体的には?」「エピソードは?」

クローズドクエスチョンは、答えがある閉じられた質問。事実を確認する際や、数量を押さえる際に使います。
ex,「いつ?」「どこ?」「誰?」「頻度は?」

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2人1組のペアをつくり、
トークテーマが書いているカード・「シャベリカ」を使ってお題を出していきます。

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他にも、「船内の好きな場所は?」「GTCに参加しようと思った理由は?」など、いろいろなテーマで聴き合いました。お互いのことをよく知る・いい関係性をつくるということもこのワークの目的です。

「例えば?」
「具体的には?」
「というと?」
最初は難しそうにしていましたが、徐々にですが使いこなせていくメンバー。
楽しい時間になり、メンバー同士の仲もグッと近づきました。

続いて、短時間でしたが、ディスカッションの練習も行いました。

オランダのイエナプランの学校でも取り入れられている「エドワード・デ・ボノの6つの帽子」。
下の図のように6色の帽子をかぶることで、それぞれの色が示す「役割」になりきってディスカッションをします。いろいろな角度・観点から物事を眺めることで解決策は洗練されていきます。自分の思考のクセや傾向を知った上で、「黒帽子で考えてみよう」「緑でだとどうだろう?」と考えてみる。そういうことができるようになる練習です。

今回のディスカッションのお題は「GTCメンバーの船内での学びを最大化するためには?」。

 

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普段とても明るく、誰の意見もポジティブに捉えるトレジャーくんの帽子は黒。
批判的な意見を伝えることに対して「難しかった。」「せっかく案が出ているのに、”悪いな”という気持ちになった。」と漏らしていました。彼らしい発言にみんな「うんうん」と共感して聞いていました。
けれど、批判的な意見というのは議論でとっても大事。
特に、日本人はディスカッションをする際に、批判的な意見を伝えることが苦手だと言われています。批判的な意見をいうこと・リスクを考えることと、その人の人間性を攻撃することは違うよね、という確認をこの場ではしました。
また、「伝えにくいな」「批判されるんじゃないかな」と思っていた意見も、
現状を良くするための1歩だと捉えることで建設的な意見に変わることも学びました。

 

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どんな意見であっても尊重すること、思考が深まるように促ること、さまざまな視点から考えること…。ベーシックな「聞く」「話す」というスキルを学ぶこのゼミでしたが、学びは多かったのではないでしょうか。

 

 

オリエンテーション

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横浜組は乗船3日目、神戸組は乗船2日目。

船の生活に少しずつ慣れてきた今日、GTCプログラムのメンバーとの顔合わせがありました。

初回のオリエンテーションで行ったことの1つは、プログラムの概要説明や連絡手段の確認、また学びのために活用する「振り返りジャーナル」と「ポートフォリオ」の使い方など必要なインフォメーション。

もう一つは、「GTCプログラムのメンバーのみんなのことを知る」というテーマで1時間の顔合わせをおこないました。

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みどりさんの説明を聞くメンバーのみんな。

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旅の学びを記録するツールとして2つのものを配布。

一つはこちら「振り返りジャーナル」。

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元小学校教員である岩瀬直樹さんの実践から生まれたこのジャーナルは、いわばその日起きたことや感じたことを書き留めて自分の変化を捉えるツールとしての「交換日記」のようなものです。

参加者のみんなと私たちスタッフとのやりとりは、これから毎日続いてきます。 いや...続くかな?笑  うん、続けよう!!

もう一つはこちら「ポートフォリオ

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旅でのスナップや、ゼミで配られた資料、寄港地でのメモなど、雑多にいろいろなものをこのファイルにまとめていきます。

1週間終わって、溜まった情報を整理したり、あるいは自分で見返したときに面白いと思ったことにマーカーを入れてみたり、用途はみんなそれぞれに任せるスタイルです。

これらを旅のお供として、これから100日少し、自分だけのオリジナルのログを残していきます。

 

オリエンテーション後半は、みんなのことを知る時間を少しとりました。

①名前②どこから来たのか③普段何をしているのか

に加えて、

④「自分を表すもの」を選び、紹介するタイム⑤どうして船に乗ったのか?このプログラムで得たいこと

を共有してもらいました。

 

「自分を表すもの」として、後方緑のカゴの後ろに見える、お手拭きペーパーを出す機械?を選んだ「しほ」。

「中にいっぱい“なにか”が詰まっているんです。まだ何なのかわからないけど、今は、とにかく詰まってるものを出したい!と思っています」と語った彼女でした。

学校を休学しギリギリまで悩んだ結果、参加を決めたしほ。笑顔がチャーミングな彼女。どんな風に学びを出して行ってくれるか楽しみです。

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同じく大学4回生の「トレジャー」くん。 

彼が手にもっているものは「クッション」。

「ギスギス、とげとげしているのが苦手なんですよね」と、柔軟で緩和剤のような役割を担いたいという思いから選んだこの素材。

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「えびちゃん」こと渋谷くんと、選んだものがカブってしまっていました。笑

でも、えびちゃんがクッションを選んだ理由と、トレジャーがクッションを選んだ理由が全然違い、人それぞれ多様な視点があるなと改めて感じた一コマでした。

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磁石を選んだ「アーリー」。

磁力が働いているかのごとく、好奇心の赴くモノ、コトに吸い寄せられる彼女。

旅好きであったり、ピースボート自体に興味があって乗り込む参加者が多い中、GTCのプログラムを受けるために地球を1周をすることに決めたと話す彼女。意気込みは人一倍です。

そんなこんなで、個性的な仲間と共にスタートしたGTC。

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これから、彼らの旅、学びはどんなふうに展開されていくのでしょう。

3ヶ月が本当に楽しみです!

つづく。

出航!

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8月19日横浜、20日神戸と92回クルーズが無事出航しました。

出港式では、船の乗船者と港に送りに来てくれた人たちをつなぐカラーテープを持って、出航を祝うというセレモニーがあります。

 

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私・加藤は神戸からの乗船でしたが、 神戸はすごい土砂降りで

 

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まさかの、出港式が屋内実施になるという事態に。笑

 

しかし、港に駆けつけてくださったみなさんの声は届いていましたよ。

 

 行ってきますー!

 

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ゆっくりと、静かに
でも、確実に遠ざかっていく船。

 

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あの出航の際の雨はなんだったのかというくらい、

船からは綺麗な夕焼けが見えました。

 

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送り出してくれた人に感謝しつつ

みんなそれぞれの想いを胸に出発します。

行ってきます。

 

スタッフの紹介

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GTCプログラムのスタッフを紹介します。

※GTCは国際NGOピースボートと教育NPOアプラスの協働プロジェクトであり、船内での運営も双方のスタッフが協力して行います。

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コーディネーター/ファシリテーター

 

武 田 緑 / Takeda MIDORI
1985年生まれ。大阪市出身。小学校教員・まちづくりNPOの職員などを経て、現在は教育関係者に向けた学び・つながり・エンパワメントの場づくりを行うNPO・コアプラスを代表理事として運営している。12年前に参加者として「第47回ピースボート地球一周の船旅」に乗船。そこでの学びをきっかけとして2007年・大学生の時にコアプラスを立ち上げ、以後、教育関係者が「教育を学ぶ」ためのプログラムを多数企画実施。

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アシスタントスタッフ/ファシリテーター

加 藤 尚 子 / Kato NAOKO

小学校教員を経て、現在はNPOミラツクの研究員として様々な社会課題の解決に取り組んでいる。その傍ら、コアプラスの活動にスタッフとして関わる。教員としての自身の経験から、「子どもや教育にかかわる人が健康で幸福に生きるための社会をデザインする」ことを目標に、学校教育や子育てに関わる人を対象に、学びを促進させる人の「教育観」の構築や、リフレクションを通したワークショップを企画・実践中。

 

 

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サポートスタッフ

中 山 友 里 / Nakayama YURI

20歳の時に、自分の目で世界をみてみたい!と一念発起しピースボート地球の船旅に参加。船内で多様な考え方、宗教、社会問題に触れ、自分自身で考え行動することの大切さを実感。また、ケニアやブラジルのスラムを訪れたことで、貧困問題に興味を持ち、現在も子どもの貧困問題に携わる。帰国後、ピースボートスタッフとして勤務。今回の旅で、地球6周目となる。大切にしている言葉は「Be the change that you wish to see in the world」(世界に変化を望むなら、あなた自身が変化になれ)

 

 

どうぞよろしくお願いいたします!