フィンランド&オランダオーバーランンドツアー報告 part1
92ndクルーズでの教育関連ツアーの目玉は、何と言ってもフランスから一旦船を離脱し、フィンランドとオランダを訪ねるこのオーバーランドツアーです。
5日間に渡る今回のツアーに参加したのは、GTC生から5名、一般の参加者から1名の計6名でした。
フランスのル・アーブルにて下船し、一行はバスに乗りパリの空港へ。
空路でフィンランドヘルシンキに到着しました。
着いたころには日が沈んでいました。つまり移動にほぼ一日を費やしました。
それからのフィンランドでの行程は、
●2日目
(1)クオッパヌンミ総合学校訪問
・授業見学
・生徒さんたちによる説明
・食堂にて昼食
(2)ユースセンターKlubi視察
●3日目
・Helsinki University Main Library
・Rikhardinkatu Library
・National Library of Finland
・Kirjasto 10
(2)かもめ食堂にて昼食
という感じです。
2日目の朝、ホテルにてコーディネーターのヒルトネン久美子さんと合流し、バスでヘルシンキ郊外にあるクオッパヌンミ総合学校へ向かいました。
バスを降りると紅葉した木々に出迎えられ、10分程歩くと学校に到着しました。
保育園、小学校、中学校と学童保育やプレスクールまで同じ敷地内ある総合学校でした。
まず、先生から学校の概要を聞きました。
そして生徒会、サポートスチューデント制度、もめ事仲裁係に所属している生徒さんから、それぞれの役割や仕事内容について話をしてもらいました。
自分たちで学校を変えることができる!
自分のスキルとして、今後に役立つ!
と力強く語ってくれました。
そのあと校舎内を見学していると、
子どもたちが廊下やフリースペースでそれぞれ自主学習をしていました。
日本でよく目にする、一斉授業の形式で授業をしているクラスもあります。
特別支援の教室は、様々なニーズに応えられるような環境が整っており、先生方の工夫も多く見受けられました。
食堂で給食を頂き、クオッパヌンミ総合学校をあとにして、徒歩10分ほどでユースセンターKlubiに到着しました。
中に入ると、漢字で“歓迎”という文字が!
子どもたちが調べて書いてくれたそうです。
職員の方から説明を受け、施設を見学しました。
親でもなく、先生でもない頼れる大人の存在、そして安心感。
地域の子どもたち、若者の居場所であり、セカンドハウスのようなところでした。
3日目はホテルから徒歩圏内の図書館を4か所巡りました。
駅の近くにある現代的な図書館。
音楽スタジオや3Dプリンタまで揃っており、なお且つリラックスできる空間もありました。
こちらの図書館は歴史的な建造物、そして古書の数々。
どの図書館も、人々が集う憩の場という印象でした。
遅めの昼食で、「かもめ食堂」へ。
日本のフィンランドブームを巻き起こした有名な映画。
見たことがある人にとっては、あの映画の雰囲気そのままで、映画の中に自分がいるようで嬉しい気持ちになりました。
午後は少しフリータイムを取り、夜は早々に夕食を食べて早寝をします。
なぜなら、明日はホテルを出るのがAM5:00だから...。
オランダへ続きます。