ゼミ13 おりづるプロジェクトとコラボ演習
この日は、いつものGTCゼミメンバーに加え、船内のプロジェクトの一つ「おりづるプロジェクト」のユースメンバーである2人を招き、GTC×おりづるプロジェクトの合同ゼミを行いました。
おりづるプロジェクトは、広島、長崎でおきた原爆体験の証言を各地行うことで核の恐ろしさや平和の尊さを伝えていくプロジェクトです。
今回ユースの2人のミッションは、船内のイベントやピースボートの交流オプショナルツアーなどで様々な企画を行い、若い世代を含む多世代に向けてメッセージを発信していくことにあります。
おりづるユースの二人を招いて、まずはお互いの自己紹介。
そして、ユースの二人の想いを聞きます。
なぜ、船に乗ってきたのか、今まさに直面している課題、そして今後どのようなものをつくっていきたいと思っているのか。
その後、GTC生からユースの2人にされに質問を投げかけ、思いや状況を確認します。
そして、グループに分かれて、船内で核や戦争について学ぶ場をどのようにつくっていくことができるのか、どうしたら若い人たちの関心を呼び起こせるのか、自分には一体どんなことができるのかを話し合っていきました。
GTCは「学びの場をつくる」力をつけることも目的の一つに置いています。
何らかのテーマについて、誰かゲストや当事者を招いて語ってもらう場をつくることは学校現場でもよくあります。そんな時に、どのように学び手に「伝わる」場をつくるのか、関心を持ってもらうために、どういう工夫ができるのか、当事者を尊重することと、学び手の興味を引くことをいかに両立できるのか、そんな視点からもたくさんのことを学んだ1日でした。
おりづるユースの2人からは、今まではユースの2人とスタッフの1人の合計3人でミーティングを行っていたため、今回のように10人もいる場に入ることで新しいアイデアをもらうこともでき収穫が多い時間だったと感想をもらいました。
船内で共同生活をしていても、機会がないとなかなか出会えない人たちもいます。こうしてゼミの場を通してつながることが新しいものを生み出していくための新しい一歩になっていくかもしれません。