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Global Teachers College

未来の世界をつくる「教育」という営みをテーマに、 地球一周の船旅の中で開講されるプログラム

ゼミ1回目 「深く聴く・思考を深める」

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オリエンテーション後のゼミ1日目の様子をアップします。
GTCのプログラムは、大きく分けて4つのセメスターがあります。
セメスター1のテーマは「チームビルディングと学びの土台づくり」
将来教員になりたい人もいれば、教育の分野に幅広く興味があり受講してくれた人、または自分の学びや表現の軸となるものを定めたい人などバックグラウンドが様々な人いる中で、みんなで学び合い、高め合う集団になっていくために、関係性構築や、マインドセット、トレーニングを行います。

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初回のゼミでは、コミュニケーションの基礎となる「聞くこと」、「話すこと」そしてそれらを通して思考を深める(深めることを促す)トレーニングとして2つのワークを行いました。

まずは、オープンクエスチョン・クローズドクエスチョンの練習。

「質問すること」はとても奥深いです。上手に聞けると、相手の背景や感情・考えを正しく理解し、情景まで共有することができます。本当に「わかる」ためには質問の技術は不可欠です。

この日は2つの種類の質問を練習しました。
一つめは、「オープン・クエスチョン」、
二つめは、「クローズド・クエスチョン」です。

※「よくわかる学級ファシリテーション」参照

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オープンクエスチョンは、開かれた、答えのない質問で、話し手は自由に答えることができます。
ex,「〜というと?」「〜例えば?」「具体的には?」「エピソードは?」

クローズドクエスチョンは、答えがある閉じられた質問。事実を確認する際や、数量を押さえる際に使います。
ex,「いつ?」「どこ?」「誰?」「頻度は?」

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2人1組のペアをつくり、
トークテーマが書いているカード・「シャベリカ」を使ってお題を出していきます。

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他にも、「船内の好きな場所は?」「GTCに参加しようと思った理由は?」など、いろいろなテーマで聴き合いました。お互いのことをよく知る・いい関係性をつくるということもこのワークの目的です。

「例えば?」
「具体的には?」
「というと?」
最初は難しそうにしていましたが、徐々にですが使いこなせていくメンバー。
楽しい時間になり、メンバー同士の仲もグッと近づきました。

続いて、短時間でしたが、ディスカッションの練習も行いました。

オランダのイエナプランの学校でも取り入れられている「エドワード・デ・ボノの6つの帽子」。
下の図のように6色の帽子をかぶることで、それぞれの色が示す「役割」になりきってディスカッションをします。いろいろな角度・観点から物事を眺めることで解決策は洗練されていきます。自分の思考のクセや傾向を知った上で、「黒帽子で考えてみよう」「緑でだとどうだろう?」と考えてみる。そういうことができるようになる練習です。

今回のディスカッションのお題は「GTCメンバーの船内での学びを最大化するためには?」。

 

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普段とても明るく、誰の意見もポジティブに捉えるトレジャーくんの帽子は黒。
批判的な意見を伝えることに対して「難しかった。」「せっかく案が出ているのに、”悪いな”という気持ちになった。」と漏らしていました。彼らしい発言にみんな「うんうん」と共感して聞いていました。
けれど、批判的な意見というのは議論でとっても大事。
特に、日本人はディスカッションをする際に、批判的な意見を伝えることが苦手だと言われています。批判的な意見をいうこと・リスクを考えることと、その人の人間性を攻撃することは違うよね、という確認をこの場ではしました。
また、「伝えにくいな」「批判されるんじゃないかな」と思っていた意見も、
現状を良くするための1歩だと捉えることで建設的な意見に変わることも学びました。

 

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どんな意見であっても尊重すること、思考が深まるように促ること、さまざまな視点から考えること…。ベーシックな「聞く」「話す」というスキルを学ぶこのゼミでしたが、学びは多かったのではないでしょうか。